2024年11月10日(日)

シーズン最終戦!真剣勝負を支えるチームに感動!「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」の体験イベントに密着!

イベントレポート ドコモチーム ダンディライアン レーシング

2024年11月10日(日)、ドコモがスポンサーを務める「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」にご協力いただき、プレミアムな体験イベントを「鈴鹿サーキット」で開催しました。抽選で当選した20名の子どもたちをご招待して、ここでしかできないさまざまな体験をとおして「プロのセカイ」にふれてもらいました。
当日は、「全日本スーパーフォーミュラ選手権 第9戦決勝レース」が開催され、みんなで精一杯応援しました!

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フォーミュラカーの歴史に技術あり!
Honda RACING Galleryで本物のF1カーを見学!

11月10日(日)、会場の鈴鹿サーキットは朝早くから多くの観客で賑わい、すでにお祭りムードです。朝早くにもかかわらず、みんな元気に集まってくれました!

オリエンテーションを終えると貸し切りのテラス席へ移動し、予選レースをみんなで観戦します!
ピットを真上から見下ろせるテラス席は、窓ガラスで仕切られていないためエンジンの音やタイヤ交換の音がダイレクトに伝わってきます。初めてのサーキット体験で大きな音にびっくりしている子もいましたが、レースが始まると一瞬で目の前を通過していく国内最高峰のスピードに釘付け!

スタート位置から第一、第二コーナー、その先のS字コーナーまでを見渡せるテラス席での観戦は見どころがいっぱい!最高速度で直線を駆け抜ける車を追いかけるも、あっという間に車はS字コーナーまで進んでいるので、子どもたちは車を追いかけて行ったり来たりしていました。

予選レースが終わり音とスピードの余韻を体に残したまま、コースに隣接しているHonda RACING Gallery(ホンダ・レーシングギャラリー)へ移動。ギャラリーではホンダが手掛けてきたF1マシンの展示を見学しました。疾走感のある暗いトンネルを抜けるとそこには歴代のF1マシンやエンジンが黒を基調とした洗練された空間にたくさん展示されています!

ガイドの方から「みんなが普段乗っている車と違うところはどんなところ?」「タイヤがツルツルなのも理由があるんですよ」と、わたしたちが普段乗っている自動車とフォーミュラカーの違いをていねいに教えてもらいました。フォーミュラカーは速さに特化しているのでこんな形をしているんですね!
ドライバーのあんぜんを守る「ヘイロー」は、バスが2台乗っても壊れないほど頑丈に作られているそうです。スピードだけではなく、安全性も向上していることを、フォーミュラカーを間近で見ながら学ぶことができました♪

決勝レースに向けてチューニング中のピットでプロのお仕事を体験!

見学後はチームのピットへ潜入!予選を終えたばかりの2台のマシンが並び、エンジニアの方々が決勝レースに向けて入念にメンテナンスをしています。レースはドライバーだけの努力ではなく、レースを支えている多くのエンジニアやメカニックがいるということを、作業をしながら背中で語ってくれていました。

また、選手が操作しているハンドルにはボタンがたくさんついています。ゲームのコントローラーみたいですが、運転しながらこんなにたくさんのボタンを操作するのはとても大変そうですね。改めて、スーパーフォーミュラのマシンの凄さを体験することができました!

そして、子どもたちは少し緊張しながらも元気いっぱいに選手紹介に参加してくれました!

うれしいことに、選手紹介のあとに撮った集合写真には、牧野選手、太田選手と仲良しの阪口晴南選手(VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)も飛び入り参加!忘れられない思い出になりました!

ピットウォークではチームのお仕事をお手伝いします。この日のピットウォークは大混雑!とくに「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」のピット前は牧野選手、太田選手のファンで長い行列ができていました。選手のファンサービスをお手伝いする「マネージャー体験」では、スムーズにサインができるようしっかりサポートしてくれました♪

そして、ピットではこれから決勝レースを走るマシンの「カウル磨き」を体験!ピカピカに磨き上げることは一見地味なお仕事ですが、小さなゴミがついているだけでもレースの勝敗を分けることがあるので、みんなで真剣に磨き上げました!ピカピカのカウル、とってもかっこいいですね♪みんなのお仕事が午後の決勝レースを勝利に導いてくれるはず!

悲願のチーム優勝!みんなのエールが届いた瞬間

朝からたっぷりスーパーフォーミュラのセカイを体験したあとはお待ちかねのランチタイム♪いただきますの前に、太田選手、牧野選手から子どもたちに向けて特別にメッセージをいただきました!決勝に向けて、応援に力が入りますね!

さらに、みんなでお昼をとっていると、チームオーナーの村岡代表、ホンダ・レーシングの佐伯さん、ヨコハマタイヤの古谷さんがサプライズで登場!車とモータースポーツが大好きな御三方がトークショーを開催してくれました。
今、ここに共に立っているけれど、幼い頃にそれぞれの夢があったこと。
どのような志を持って過ごして、ここにたどり着いたのかを面白おかしくお話してくれました。

村岡代表は、小さい頃からやりたいことがたくさんあり、サラリーマンをしていたときに「車が好きだ」ということに気づき、そこからは車一筋となったこと。ホンダ・レーシングの佐伯さんは幼い頃からエンジン、機械、工具が大好きで、小学生の頃にはお父さんのバイクのエンジンを分解していたそうです!「エンジン=ホンダ」という信念があり、絶対にホンダに入社するぞと決めていたそうです。
横浜タイヤの古谷さんは、高校生の頃にF1のアイルトン・セナを見てモータースポーツに興味を持ちましたが、数学や物理の勉強が苦手で、文系の道を歩んでいたそうです。あるとき、読んでいた雑誌にトロンボーン奏者がエンジンの良し悪しを音で聞き分けることができると書いてあり、文系でもF1に携わることができることを知り、吹奏楽部に所属していた古谷さんは音大に進学したそうです。紆余曲折あり、現在はヨコハマタイヤでモータースポーツのお仕事に携わることとなったとお話してくれました。

3人に共通していることは、これをやりたいと思い、本当にやりたいことを見つけて、今ここに立つことができているということ。
「やりたいことがたくさんあってもいい。その中で本当にやりたいことが見つかる。一途に好きなことを追求していくこともいいし、それでもあるとき全く別のことに興味を持つことがあってもいい。」
「子どもがやりたいということは必ず未来につながります。本当に好きなものを見つけてください。それを見つけられたら勉強も頑張れる。日々を過ごすこともできる。人に接したときにやさしくなれる。」と村岡代表はお話してくれました。
村岡代表、佐伯さん、古谷さん、ありがとうございました!

ランチのあとは決勝レース前のグリッドウォークに参加します。
グリッドウォークでも牧野選手、太田選手は大人気です。グリッドウォークではパラソルを持って選手のサポートをするお仕事と、大きなフラッグを掲げるお仕事を体験♪
パラソルもフラッグも大きくて重たいけれど、倒れないようにしっかり支えてくれました!

そして、いよいよ決勝レースのスタート!緊張の瞬間です。
スタートポジションは太田選手が最前列の2番グリッド、牧野選手が10番グリッドです。
シグナルが点灯し、一瞬で加速していくマシンの中でひときわ速いスタートダッシュを決めたのは太田選手でした。そして、第一コーナーで見事1番グリッドでスタートした野尻選手を押さえトップに。大きな拍手とガッツポーズで喜び、応援にも力が入ります。

独走状態でゴールまで一気に走り抜けた太田選手を大喝采で迎えました。
牧野選手は惜しくも8位となりましたが、ドライバーランキングは3位となりました。
一年の長い戦いを終え、「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」はチーム優勝を勝ち取りました!

最終戦を終えて、見事有終の美を飾る瞬間に立ち会えたことは一生の思い出になりましたね!
チームプレイと一人ひとりのプロフェッショナルな仕事が勝利につながるという素晴らしい体験ができました。
「DOCOMO TEAM DANDELION RACING」のみなさん、ありがとうございました!

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