2025年9月13日(土)・14日(日)

世界タイトルマッチの舞台でプロのセカイを体感!世界をめざすボクサーとふれあった二日間

イベントレポート トリプル世界タイトルマッチ×大橋ジム in IGアリーナ

2025年9月13日・14日、「NTTドコモ Presents Lemino BOXING トリプル世界タイトルマッチ 井上尚弥 vs ムロジョン・アフマダリエフ」の開催にあわせて、プロボクシングのセカイを体感する特別プログラム「ドコモ未来フィールド × 大橋ジム in IGアリーナ」を開催しました!
舞台は、今年7月に名古屋にオープンしたばかりのグローバル・スマートアリーナ「IGアリーナ」。
ボクシングのセカイをはじめて体験する子どもたちも、プロ選手と同じ空間に立ち、本物の緊張感と熱気を肌で感じた、貴重な二日間となりました。

世界戦の公開計量見学は緊張と興奮続き!プロの意気込みを肌で感じた一日目

イベント一日目(9月13日)、試合会場のIGアリーナには朝から多くのボクシングファンが集い、試合前日の独特な緊張感と熱気が会場を包み込んでいました。

さっそくサブアリーナで開催される公開計量を見学!世界戦に出場する選手たちの登場を少し緊張しながら待つ子どもたちでしたが、きらきらした眼差しをステージに向けていました。

最初に登場したのは、井上尚弥選手。会場からは大きな拍手と歓声がわき起こりました!
ゆっくりと体重計に乗る井上選手。場内が静まり返る中、発表された体重は――55.2キログラム! スーパーバンタム級の上限である55.34キログラムをしっかりとクリアし、会場には安堵と感嘆のどよめきが広がりました。
ボクシングの公開計量は、実は選手にとって試合と同じくらい重要なイベント。たった数百グラムのオーバーでもペナルティが課されてしまうため、計量は非常に厳格に行われます。特に世界戦クラスになると、対戦相手との体重差が勝敗を左右する可能性もあるため、計量前の数日間は食事や水分、体調管理に至るまで、細部にわたるコンディション調整が求められます。
そんな極限の状態の中でも、堂々と体重計に乗り、完璧な体重でパスする井上選手の姿からプロとしての凄みと覚悟が伝わってきました。

次々と計量をクリアしていく選手たちですが、対戦する両者が向かい合って顔を合わせるフェイスオフではお互いに威嚇するような強い眼差しが印象的でした。
参加したお子さまからは「自分の体重より軽い!」「筋肉がすごい!」「かっこいい!」という声も。選手たちは真剣な眼差しで報道陣のフラッシュを浴び、子どもたちも背筋を伸ばしてその姿を見つめていました。プロの試合を前にした選手の緊張感や集中力を、目の前で感じることができる貴重な瞬間でした!

続けて行われたトークショーでは、大橋ボクシングジムの会長であり元世界チャンピオンの大橋秀行さんと、元世界王者で現在はトレーナーとして若手を指導する八重樫東さんが登壇。先ほどまでの張りつめた空気の公開計量とは一転、トークショーでは終始なごやかな雰囲気。世界戦を目前に控えた選手たちのコンディション管理や、試合展開の予想など、翌日の試合に関するお話はもちろん、どんなトレーニングをしてきたのか、対戦相手はどんなプレースタイルなのか、さらには選手たちの日常の姿など、笑いを交えたトークショーは初心者にもわかりやすい内容でした。参加した子どもたちや保護者も思わず笑顔になる場面が多く見られました!

基礎から応用までプロ直伝!ボクシングって難しいけど楽しい!

トークショーが終わるといよいよボクシング体験の時間です!
まずは、今回指導をしてくれた5人の選手たちが登場しました。大橋ボクシングジム所属の若手4選手、田中空選手、坂井優太選手、田中将吾選手、大橋蓮選手、そしてトークショーにも登壇していた八王子中屋ボクシングジムの佐々木尽選手。プロのリングで活躍する選手たちが目の前に立ち、それぞれが自分の言葉で挨拶すると、会場からは大きな拍手が起こりました。

ボクシング体験は、はじめてでもわかりやすい、ステップやパンチ、ディフェンスなどの基礎練習からスタート。構え方やフットワーク、ワンツーやフックの打ち方を、選手が目の前でゆっくり実演しながら教えてくれます。グローブを装着して実践に入ると、「ワンツー!」「フック!」「ガード、ガード!」というリズムで、応用も交えながら少しずつレベルアップ。

選手たちはミットを持って、子どもたちひとりひとりに合わせたマンツーマン指導を行ってくれました。最初は緊張気味だった子どもたちも、褒められたり励まされたりするうちに、どんどん表情が明るくなり、動きも力強く。「できた!」という瞬間の笑顔や達成感に満ちた様子がとても印象的でした。

さらに今回はサプライズで、坂井優太選手と田中空選手による1分間のミット打ちデモンストレーションも実施。プロのスピードで繰り出される連打に、「すごい!」「速い!」「かっこいい!」という歓声が次々と上がりました。パンチがミットに当たる音の迫力と、目にも止まらぬスピード感は、画面では伝わらない本物のプロのすごさを体感する貴重な瞬間になりました。

その後に行われた質問コーナーでは、司会者の方が質問のある方?と問いかけると、子どもたちほぼ全員が手を挙げてくれました!「努力を続けるコツは?」「挫折から立ち直るには?」といった深い質問も飛び出しました。佐々木選手が語った「挫折っていうのは、やりきったときに初めて味わうもの。やりきらないうちは、挫折じゃない」という言葉に、大人も子どもも真剣なまなざしで聞き入っていました。

プロ選手であっても「減量はつらい」「練習したくない日もある」といった話に、少しホッとした様子を見せる子もいたようです。
保護者の方からは「短時間であんなに夢中になるとは思わなかった」「真剣な顔が見られてうれしかった」といった声も。子どもたちにとっても、保護者にとっても、挑戦の一歩を感じられる時間になりました。

たっぷりボクシング体験をしたあとは選手とグータッチでお別れ。
プロボクシングのセカイにふれた子どもたちの表情は晴れやかで、明日の試合観戦も楽しみ!と手を振って解散しました。

最新設備が整うIGアリーナの見学と待ちに待った試合観戦!

二日目は、世界タイトルマッチが開催されるIGアリーナの見学からスタート。朝から緊張感と熱気に包まれる会場の雰囲気に、子どもたちの表情にも自然と期待が高まります。
今年7月にオープンしたグローバル・スマートアリーナ「IGアリーナ」は、広々とした会場と見やすい座席配置、迫力ある音響や照明が特徴。子どもたちもそのスケールに思わず目を輝かせていました。
場内はキャッシュレス対応で、飲食やロッカーもスマートに利用可能。混雑状況の表示など、細かな配慮もあり、「子連れでもあんしんして楽しめそう」という保護者の声も聞かれました。
夕方からはいよいよ、世界の頂点をかけた試合がスタート。照明が落ち、音楽に合わせて選手が入場してくると、会場のボルテージは一気に上昇。「かっこいい!」「あの人強そう!」と、子どもたちの目が輝きます。
ゴングが鳴ると、一瞬の駆け引きと鋭いパンチの応酬に、手に汗握る展開。パンチが決まるたびに「今の見た?」「うわー!すごい!」という声が上がり、試合に引き込まれていく様子が印象的でした。

ただ見るだけではなく、プロのセカイの熱量と迫力を全身で感じる体験となったこの日。アリーナで感じた熱気やプロの動きは、きっと子どもたちの心に残り続けるはずです。

イベントではうれしいサプライズのお土産も!
佐々木選手がドコモ未来フィールドのチケットホルダーにサインを書いてくれました!

選手の体づくりやメンタル、トレーニング、舞台を支える人々のお仕事まで、すべてがチームとして一つの舞台をつくり上げていることを体感したことで、スポーツに向き合う新たな視点や、夢に向かって挑戦する姿勢を学ぶ機会にもなりました。

「ドコモ未来フィールド」は、これからも、子どもたちが“本物”のプロにふれ、自らの未来を描くきっかけとなるような体験を提供してまいります。

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