2026年2月21日(土)
野球の歴史と伝統が息づく阪神甲子園球場で阪神タイガースとともに体験した本物の舞台裏

2026年2月21日、阪神甲子園球場で阪神タイガースの全面協力のもとドコモ未来フィールドを開催しました。
舞台は、多くの名勝負を見守ってきた阪神甲子園球場。当日は阪神タイガースの帽子やベースボールシャツを身にまとった子どもたちが、球場の壁に飾られたレリーフの前で記念撮影をする姿も見られました。
何度も観戦に訪れている子もいれば、初めて甲子園を訪れた子も。今日は普段は入れない場所に入れる特別な日です。「早く中に入りたい」と目を輝かせる子どもたち。初めての子は、そびえ立つスタンドの大きさに少し驚きながらも、これから始まる体験に胸をふくらませていました。



プロが活躍する舞台を体感!スタジアムツアーで見えた景色と舞台裏

オリエンテーションを終えると、さっそくスタジアムツアーへ出発。最初に訪れたのは、試合後に選手が記者の質問に答えるインタビューエリアです。プロ野球や高校野球など、テレビ中継でよく見るあの場所。「ここで取材してるんだ!」「テレビで見たことある!」と子どもたちのテンションも急上昇。今回はチームロゴを背に、思い思いのポーズで記念撮影をしました。ガッツポーズを決めたり、ピースサインをしたり、みんなでプロ野球選手になりきっていました。

続いて向かったのは3塁側ブルペン。現役選手が投球練習を行う場所だと説明を受けると、「早く同じところから投げたい!」と子どもたちはすぐに列を作っていました。今回は特別に、土のマウンドからの投球体験も実施。少し高く盛り上がったマウンドに立ち、キャッチャーへ向かって力いっぱいボールを投げます。「思ったより遠い!」「まっすぐいかない!」と苦戦しながらも、何度も挑戦する姿が印象的でした。

投球体験のあとは、選手実使用モデルのユニフォームを身にまとい、ブルペンでの記念撮影も。少し大きめのユニフォームを誇らしげに着こなし、大好きな選手の背番号を指さす子もいました。

ブルペンでの投球練習と、選手になりきった記念撮影で子ども達はすっかりプロ野球選手のよう。スタジアムツアーの最後に向かったのは3塁側ベンチです。
控室から続く急な階段を登ると、そこには広くて大きな阪神甲子園球場のグラウンドが目の前に広がっていました。雲一つない澄んだ青空のもと、子ども達は「わぁすごい!」「スタンドから見るのとぜんぜん違う!」と感嘆した様子でした。

そこに、「スコアボードに注目!」とガイドさんが声をかけると、今日の日のための特別なメッセージが表示され、みんなで記念写真をパチリ。
ベンチに座って監督気分を味わったり、優勝シーンを再現してベンチから飛び出したりと、それぞれの思い描くプロ野球のセカイを満喫。さらに、甲子園の土にも触れました。「思っていたよりさらさらしてる!」と驚きながら、黒土と白土の配合や、水はけをよくするための工夫について学びます。選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、日々球場の整備を続ける人たちの存在にもふれ、プロ野球を支える仕事の大切さを知る時間となりました。

名物カレーを食べて元気いっぱい!特別なラウンジ体験
午前のスタジアムツアーを終えたあとは、バックネット裏にあるプレミアムラウンジへ移動。普段はプレミアムシート契約者の中でも限られた契約者のみが利用できる特別な空間で、ビュッフェ形式の昼食を楽しみました。「球場内にこんなに広いラウンジがあるなんて知らなかった!」「特別感があっていい!」と、これから食べる昼食にも期待が膨らみます。大好きなからあげや彩り豊かなサラダをお皿にたくさん乗せ、名物の甲子園カレーにも挑戦。「少し辛いけどおいしい!」と笑顔がこぼれました。
保護者の方からは「こんな場所で食事ができるなんて」と驚きの声も。

食事をしながら、「ベンチからの景色すごかった!」「選手のユニフォームを着られてうれしかった!」と午前の体験を振り返る子どもたち。オフシーズンの静かな球場で過ごすラウンジの時間は、試合観戦とはまた違う特別なひとときとなりました。

原口さん・秋山さんと過ごした野球教室。挑戦する大切さを学ぶ

お腹いっぱいランチを食べたあと、午後はお楽しみの野球教室です。
阪神タイガースの選手も日々練習を行っている室内練習場へ移動しました。プロが汗を流す空間に足を踏み入れると、先ほどまでのにぎやかな雰囲気から少しだけ空気が引き締まります。
ゲストとして阪神タイガースOBの原口文仁さん、秋山拓巳さんが登場!会場に姿を見せると、子どもたちから大きな拍手が起こりました。

まずはお二人の歩みをライフチャートで紹介。原口さんは、金本さんに見いだされ一軍へ上がったこと、病気を経験しながらも再び一軍の舞台に戻ったこと、そしてプロとして16年間プレーを続けてきたことを語ってくれました。
秋山さんは「すごい子どもだった」と笑いを交えながら、小学生で170cm近くあったことや中学で140キロを投げたことを紹介。しかし、高校時代に腰のけがで野球ができなかった苦しい時期もあったと振り返ります。それでも復帰し甲子園に出場。プロ一年目で4勝を挙げるも、その後は思うようにいかない時期も経験し、2017年に再び活躍。15年間の阪神でのキャリアを経て、現在は指導や解説に携わっています。
順風満帆なだけではない道のりに、子どもたちは真剣な表情で耳を傾けていました。
続いて質問コーナーへ。
「野球をしているとき、一番好きな瞬間は?」
原口さんは「打てると楽しい。子どもの頃の楽しかった思い出があったからこそ、プロでも楽しめた」と話します。
秋山さんは「三振を取れたとき。難しいことが多いけど、その先に楽しいことが待っている」と語り、「難しくても嫌だと思わず続けてほしい」と子どもたちにエールを送りました。

「本番で緊張してしまいます」という悩みにも、お二人は率直に答えます。
原口さんは「僕も常に緊張している。それは悪いことじゃない」ときっぱり。そのうえで「深呼吸をして、自分の力を最大限出せるようにしていた」と自身の経験を伝えました。
秋山さんは「準備が足りないと不安になる。しっかり練習しておけば、緊張してもこれまでしっかりやってきたと思える」と話し、努力と準備の大切さを強調しました。
体づくりについての質問では、三月生まれで小柄だったという原口さんが「よく食べてよく寝たら中学で一気に伸びた」と笑顔で回答。一方、四月生まれの秋山さんは「みんなと違うと思ったら、違う分だけ頑張る」と語り、会場からうなずく保護者の姿も見られました。
野球漫画の話題では、「キャプテン」や「メジャー」「ドカベン」の名前が挙がり、場内が和やかな雰囲気に。原口さんのマラソン挑戦に「頑張ってください」と声がかかる場面もあり、子どもたちとの距離の近さが印象的でした。
最後に原口さんは「新しいことに挑戦すると刺激を受ける」と話し、秋山さんは「努力することは大事」と改めて強調。プロとして歩んできた時間の重みが、子どもたちの心にまっすぐ届いていました。
そして「さあ、やってみよう!」の声で、いよいよ野球教室がスタート。子どもたちは大きく間隔をあけて準備運動の体制に。さきほどまで真剣に話を聞いていた表情から一転、今度は体を動かしたくてうずうずしている様子で、会場の空気も一気にアクティブに変わりました。

まずはキャッチボールからスタート。近い距離でゆっくりと投げ合い、ボールを受け取るたびに「ナイス!」「いいよ!」と声が飛び交います。最初は少し緊張していた子どもたちも、何度か成功するうちに自然と笑顔に変わっていきました。
続いては30秒チャレンジ。転がってくるボールを受け取り、素早く投げ返す練習です。「ゴロや!ゴロ! とれとれ!」と秋山さんの声が響くと、子どもたちは一所懸命にボールを追いかけます。
転がるボールをしっかり目で追い、両手で受け止めてから投げる。その一つひとつの動きに集中する姿は真剣そのもの。短い時間の中でも、できたという手応えを感じている様子が伝わってきました。

ここで3組に分かれ、一組ずつバッティング練習へ。
柔らかいバットとボールを使い、初心者の子どもでも思いきりスイングできる内容です。
原口さんは一人ひとりの後ろに立ち、ときにはそっとバットに手を添えながらフォームを確認。「ここで振ってみよう」「体はこっちだよ」と声をかけ、子どもと一緒にスイングの感覚を確かめていきます。すぐそばで寄り添うプロの存在に、子どもたちの表情も自然と引き締まります。
タイミングが合い、ボールが前に飛ぶと歓声が広がります。思わず跳ねる子、うれしそうに振り返る子。その姿に周りから拍手が起こり、室内練習場はあたたかな空気に包まれていました。

そして最後は秋山さんと一緒に試合形式のミニゲームを実施。野球のルールがわからなくても楽しめる特別ルールです。
バットで打つ代わりにボールを遠くへ投げ、外野が拾ってピッチャーへ返球。最後はキャッチャーを務める秋山さんのもとへボールが届くまでに、どれだけ塁を進めるかを競います。1塁に出ると1点、ホームまで戻ることができれば4点。シンプルなルールながら、会場は一気に試合モードに変わりました。

先攻チームのベンチからは「いける! 走って!」「まだ間に合う!」と自然と声が飛び交います。最初は戸惑っていた子どもたちも、気づけば同じチームの仲間と作戦を立て、「遠くに投げよう」「次はすぐ投げ返そう」と戦略を練る姿が見られました。
塁に出た子を全員で応援し、得点が入るとみんなで飛び跳ねて喜ぶ姿。野球経験のある子も初心者の子も関係なく、チームとして一つになっていきます。短い時間の中で自然と声を掛け合い、どうすれば勝てるかを考える姿は、まさに試合そのものでした。
野球は個人の能力も大切ですが、それだけでは勝てません。仲間とつなぎ、声をかけ合い、役割を果たすことでチームになります。今回の体験を通して、子どもたちはその面白さと難しさ、そしてチームで挑戦する楽しさをしっかりと感じていたようでした。

最後は、お二人によるピッチングとバッティングの披露も。力強く伸びるボール、鋭い打球音に「速い!」「すごい!」と大歓声が上がりました。目の前で見るプロの技術に、子どもたちの目は一層輝きます。
締めくくりは、花道をつくってハイタッチでお見送り。「ありがとうございました!」と大きな声で挨拶する姿は、どこか少し自信に満ちていました。

一日を通して、野球の技術だけでなく、プロとしての姿勢や、支える人たちの存在にふれた子どもたち。あこがれの舞台での体験が、「挑戦すること」「続けること」の意味を自分ごととして感じるきっかけになった様子でした。
今回のドコモ未来フィールドでの経験が、子どもたち一人ひとりの未来につながる小さな自信となり、夢や目標を描く第一歩になることを願っています。



















































